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パキスタンでは、日本時代にはありえなかったことが度々起こる。 驚きへの閾値がだいぶ低下してしまったのは全部パキスタンのせいと言っても嘘ではない。 お偉い人への面会、有名人への気軽な出会い、変なところでVIP扱い、面倒くさいことも含めて沢山の人々と出会えるのが嬉しいパキスタン☆ライフ。 国立の外国語大学の先生と知り合いになり、日本語表現について度々質問を受けていたのだが、今回の依頼は衝撃的だった。 「ちょっとご飯を食べながら翻訳して欲しいものがあるの♡」と言うので、夕ご飯を頂く気満々で向かった先生の家。すると、神妙な面持ちで話しが始められ、英文5枚のコピーを見せられる。 なんと、ラホールの薬草関係の大企業マルハバが日本侵略に向けて、パンフレットや製品の表示に関する日本語訳を行って欲しいということだったのだ。 それも、英語もそこそこ、ウルドゥも大したこと無い一般人の私に依頼が来るのだから、ふざけているとしか言いようが無い。第一、薬草とか成分表示の英語なんてまったく知らないぞ。 例えて言うなら、カネボウ並の大企業が、その辺の留学生に「ちょっとうちの企業のドイツ進出用パンフレットをドイツ語翻訳してよ」というのと同じレベル。 英訳なので、お金を出せばしっかりとした翻訳家がこの世の中にはわんさかいるというのに、そこをケチってしまうところがパキスタンのいい加減さ。日本侵出を甘く考えすぎ!! 先生に対する説得、マルハバの宣伝部長へのお断りの電話も効力なしで、パキスタン人の強引さにもう断れないアリ地獄状態。パキスタン人はこれが上手い。お話を受けたときには、もうそちらで話が決まっているのだ。 帰国準備などなどでただでさえ忙しいこの時期に、変な企業の翻訳という仕事が舞い込んだ。 もう、先生に対する同情と哀れみでこの仕事をやっつけた。 『翻訳しながら超ムカムカしたこと』 最初のうちは、ハチミツとか、整髪用のオイルとかで、 “なんだか女性にも健康にも良さそうだね♡”くらいの可愛らしい商品だったのだが、だんだん様相が変化し、最後の最後には男性の特別な機能に対する強壮剤が出てくる始末。 このイスラムの国で、こんな少女にそんな訳を平気で頼むなんて!! あの宣伝部長との電話がよみがえる。 ひどく憤慨しながらも、元看護婦の知識で、医学的に的確な表現でまとめてやったぜ。 もし数年後に日本でマルハバの製品を見つけても、「あっこれフウさんが翻訳したもの?」と気づいたとしても、購入しなくていいです。 私には印税は入ってきませ~ん。
by pakfu
| 2007-02-22 20:33
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