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今年もまたフウはチュプカリたちと共生している。 今年の彼らはなんだかチュプカリ数が多い。 体つきもでかくしっかりしている。 そして彼らは彼らで住み分けをしている。 テリトリーがあるようで、この部屋にいるチュプカリは他チュプカリの部屋には行かない。 チュプカリは、外の階段、天井近く、物陰、カーテンの陰、ソファの下などに住んでいる。 フウは、床、明るいところ、ベッドの上、パソコンの傍、キッチンの真ん中などに生活。 彼らとは生活範囲が異なる。 これがもし、フウが天井や物陰を好む人間だったら、速攻で彼らと陣取り合戦が始まり、どちらかが血を見ていたに違いない。 想像したくない姿。 他の昆虫たちが人間に殺されてしまうのは、間違って人の近くに寄って来てしまうから。 例:ゴキブリほいほい、ハエ叩き、蚊取り線香、アリの巣コロリ 「カリカリカリカリ…」と歯軋りのような音を立て、朝には数個の新しい糞を落としていても、チュプカリの様に住み分けの知恵さえもっていれば。 同じ家という共有スペースに生活する者として、お互いのテリトリーを侵さないことは最低限のマナーと言えよう。 誰もいない家。27歳目前、異国の地で独りの女が電気をつけると、カーテンの陰に急ぐ小さな影が視界に入る。 ただいま。
by pakfu
| 2006-05-03 22:33
| 日常生活
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