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夏休みに入ったので、学校の卒業生カシム君の実家、イスラマバード人の避暑地“マリー”へ行ってきました。 イスラマから北東へ。ワゴンバスでRs.50(100円)、往路は1時間40分かけて、山道をビュンビュンと登っていく。 標高が高くなるにつれ、気圧の変化を感じ、耳抜きをする。景色の変化に心が躍る。 マリーは1000メートルくらいのところに位置している。 英領インド時代、英人の避暑地として栄えたマリー。現在ではパキスタン軍の士官学校や、パキスタン人の新婚旅行場所で有名。(外国人は避暑となると海外へ飛んでしまいます) 知り合いのパキスタン人は皆「フウさんはマリーに行ったの?」と合言葉のように尋ねてくる。それ程、イスラマ人はマリーを愛して止まないのだ。 フウは在パ1年2ヶ月と、かなり遅めのマリーデビューを果たす。 標高のせいで、40度近い下界の暑さとは打って変わって、澄んだ空気に涼しい風。 薄い長袖に少し厚めのショールを巻いて丁度良い。 スズキ(乗り合い軽トラ)では突き刺す風に寒さを感じた。 マリーの町並みは日本の温泉街に似ていて、田舎のゆったりした景色。 キリスト教の教会や丸窓の古くかわいらしい建物が並んでいるのは、英支配の名残。 パキスタン人一押しの、マリー名物“長距離リフト”は点検中で動いていなかった。しかたなく、ワンランク下のスキーリフトへ移動。 一人Rs.150(300円)の高すぎる料金に「え~!」と外国人ならぬ叫び声をあげて驚きを表現したが、相手にされず。 早速同僚と乗ってみる。 家族や新婚旅行のカップルで乗っているパキスタン人も多かったのだけれど、なんと言っても、友達同士で来ている男の子たちが嬉しそうに笑顔で乗っているのが印象的。 それも一組とかではないのだ。 このリフトに乗るパキスタン人は、さすがにRs.150という大金を払えるだけあって、お金持ちばかり。 彼らは観光地のおおらかなムードに流され、外国人の私たちに「ハロー!」と手を振ってきてくれる余裕っプリ。 普段こんな爽やかなことできないのに、やればできるじゃん。パキスタン人も。 リフトの下には、パターン人(国内難民)が「Rs.10落として~。」と観光地を利用した物乞いをしている。 お金持ちパキスタン人はRs.20を落とす。 必死に探すパターン人の子ども。 その横で水牛が山の草を食む。 リフトの到着地点では、景色は全然見られず、簡易遊園地があるのみ。 錆び付いた手動のその乗り物に乗る勇気も興味も湧かず、そそくさとUターンのリフトに戻る。 私たち中国人顔貌の二人組みはリフトでもかなり目立っており、すれ違うパキスタン人90%に声をかけられる。しかもウルドゥ語で。 こういうおばちゃんたちは、『中国人がウルドゥを理解している』ということを前提に話しかけてくるのだろう。 案内してくれたカシム君は、「今日乗れなかった大きいほうのリフトは世界で2番目に大きいんだよ!」と目を輝かせて語っていた。 世界で2番目って何個あるのかなぁ。(パキスタン人は愛国心溢れるあまり、何でも大げさに言ってしまうのです) 夕方、またワゴンバスで下山。帰りは1時間で着いた。 到着一番、ドアを開けて。自分が住んでいる下界の空気の汚さに嫌悪。 一日で充分満喫。楽しい避暑マリー。
by pakfu
| 2006-06-07 13:47
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